あなたらしく

不登校は、病気ではなく「現象」です。
そこには、ひとりひとりに違う体験の仕方があります。
ゆったりと過ごしている人もいれば、焦ったり、落ち込んだりしている人もいます。

臨床動作法では、その「体験の仕方」そのものを大切にします。
自分のからだに目を向け、
「どうなりたいか」「どうしたいか」を感じながら、
周囲の目にとらわれず、自分らしい生き方を少しずつ模索していきます。

ゆったりと、自分にとって心地よい体験の仕方に変わっていくと、
登校するのか、別の道を歩むのか――
その選択も、自然に自分の中から見えてきます。

決めるのはあなたで、
それを生きるのも、あなたです。

ごあいさつ

こんにちは。
「からだとこころ なみのね相談室」代表の堀井隆江です。

私はこれまで、高校の教室で国語を教える日々のなかで、たくさんの生徒さんたちと出会ってきました。
そんな中「こころがつらい」「自分がわからない」と悩む声にふれ、
カウンセリングや「臨床動作法」を学びはじめました。

臨床動作法とは、ちょっと変わった、でもとても深い方法です。
「今・ここ」の自分に集中しながらからだを動かすことで、
「意のままにならない自分」にそっと向き合っていきます。
動きにくさをほどいていくと、こころもふしぎと自由に動き出す…。
そんな瞬間に、たくさん立ち会ってきました。

はじめは高校生や中学生、小学生を中心にしていましたが、
今では、年齢を問わず、幅広い方にこの方法を届けられるようになってきました。
動作法は「ブリーフ・セラピー」とも呼ばれ、比較的短い期間でも変化が感じられることが多いのも特徴です。

2025年度は、以下のようなスケジュールで活動しています：

毎週火曜日：立命館守山中学校・高等学校にて授業時間講師
毎週水曜日：京都文教大学にて科目履修（学びの日）
毎週木曜日：自己研鑽のためのリセット日
金～月：相談室でのセッション・ご相談受付

猫がこっそり顔を出す日もある、ちょっと不思議でやさしい空間です。
気になる方は、ぜひお気軽にお声かけください。

からだとこころの波音（なみのね）に、耳をすませながら。
お会いできるのを楽しみにしています。

受け入れについて

当相談室では、おひとりおひとりに寄り添いながら、
安心してお話しいただける時間を大切にするため、
女性の方を中心にお受けしております。

男性の方やトランスジェンダーの方からのお申し込みにつきましては、
以下のような形でのご利用をお願いする場合がございます。

・ご家族や支援者の方の同伴
・信頼できるご紹介者からのご依頼

事前にご相談いただければ、ご本人の性自認やご希望を尊重しながら、
お心おきなくご利用いただける方法を一緒に考えてまいります。

どのような方に効果的？

主に不登校の支援をいたします。
お仕事での悩みを抱えた方、人生を見直したい方などにも効果的です。
臨床動作法を用いたセラピーは、比較的短期間に効果が現れることが報告されています。

次の症状に一つでも当てはまる方は、よろしければお気軽にお問い合わせください。
一緒に解決方法を考えるお手伝いをいたします。

対面での対応が基本ですが、オンラインの相談にも対応いたします。
また、ご高齢の方の場合、訪問相談もいたします。

プロフィール

教育現場での歩み

臨床動作士として相談室を開室するまで、
公立学校の教師として、守山市立守山女子高等学校、滋賀県立虎姫高等学校・米原高等学校・彦根東高等学校にて、 通算31年間、高校国語教員として勤務しました。
担任経験25年、学年主任経験3年。
最後の2年間は教育相談担当として、保健室に常駐しながら国語を教えて参りました。

さらに、立命館守山中学校・高等学校にて1年間常勤講師として勤務し、
現在は非常勤講師として授業を担当しています。
教員としての経験は、今の私の土台であり、かけがえのないものです。

心理学との出会いと学び

長年、担任として不登校の生徒への対応に悩んだことをきっかけに、
カウンセリングや心理学への関心を深め、自己研鑽の必要性を感じました。
さまざまな研修に参加し、2014年から2年間は放送大学大学院修士選科生として学びました。

放送大学では、文化科学専攻 臨床心理プログラムにて、
「臨床心理学特論」「社会心理学特論」「発達心理学特論」など、計9科目を履修。
臨床心理学の理論と実践を体系的に学びました。

現在は京都文教大学にて「ユング心理学」を中心に学びを深めています。
学びの喜びを、日々あらためて感じています。

臨床動作法との歩み

1995年より「臨床動作法」を学び始め、2015年に臨床動作士の資格を取得。
国語教員として勤務する傍ら、保健室登校の生徒などへの支援に動作法を活用してきました。

2019年からはカイロプラクティックの理論と実技も学び、
身体への理解をさらに深めました。

2024年より開業準備を進め、2025年4月14日、
「からだとこころ　なみのね相談室」を開室いたしました。

現在の活動

2025年度は、立命館守山中学校・高等学校にて授業担当講師を務めながら、
京都文教大学において心理学を再び基礎から学び直しています。

現在の所属・活動は以下の通りです：
・日本臨床動作法学会 会員
・日本心理学会 会員
・大阪動作療法の会 講師補助
・関西臨床動作学研究会 会員

2025年9月には、京都文教大学臨床心理学研究科大学院 秋期入学試験に合格し、
新たな学びのステージへ進みます。